Advanced Generators 【燃料追加編】
使用する燃料の追加
Advanced Generatorsは、使用する燃料を設定ファイルで追加することができます。
今回は、FFMの液体蜂蜜を追加してみようと思います。
設定ファイル
公式サイトによれば、.minecraft/config/AdvGenerators/の下に、cfgという拡張子で設定ファイルを作成し、中にBACON(Bdew's Advanced Configuration Object Notation)と呼ばれる書式で記載すればよいみたいです。
私は「addsupply.cfg」という名前にしましたが、まあなんでもいいと思います。
書式
recipes {
turbine-fuel: "for.honey" 10 MJ/mB
}
このような感じです。
液体名称については、ダブルクォーテーションで囲わないと正しく認識されないケースがあります。
「lava」であればそのままで問題ありませんが、「for.honey」のようにピリオドが含まれる場合は囲う必要があります。
さて、それではどのようにして液体の名称と、指定する数値(発電量)を決定すればよいのでしょうか。
まずは、液体の名称候補を調べてみましょう。
登録内容のダンプを出力する
Advanced Generatorsを導入している場合、BDLibという前提Modも導入していると思います。このBDLibには、/dumpregistryというコマンドが実装されています。まずはこのコマンドを実行しましょう。
「このコマンドを実行する権限がありません」と表示される場合
「チートを許可する」がオンになっていないワールドデータでは、「このコマンドを実行する権限がありません」と表示され、コマンドが拒否されます。
その場合、ゲームメニューの「LANに公開」をクリックし、続いて「チートを許可する」をオンに切り替え、最後に「LANワールドの開始」を実行します。この操作の後であれば、上記コマンドが拒否されることはありません。
LAN公開に差し支えがあるようであれば、コマンドを実行した直後にゲームを終了してください。
コマンドを実行できたら
.minecraft/registry.dumpが生成されていると思います。早速これをテキストエディタで開いてみましょう。
液体の名称を特定する
registry.dumpの、かなり下の方に、
==== FLUIDS ====
という行があります。ここより下の行に、現在マインクラフト上に存在する液体がリストアップされています。
例えば、溶岩はlavaという名称で記載されています。
それでは、今回追加したいFFMの蜂蜜はどうでしょう。
蜂蜜は英語ではhoneyです。しかし、registry.dumpには「for.honey」と「honey」の2つがリストアップされているのです。
この場合、どちらかを追加してみて、実際に使えるようになっているかゲーム内で試してみるしかありません。
私はまず「honey」の方を追加してみたのですが、ハズレでした。「for.honey」の方がアタリなのでした。
発電量を検討する
指定単位
指定単位はMJ/mBです(実はRF/mBでも指定できるのかな…?)。
これは液体量あたりの発電量で、1ミリバケツあたりのMJ量となります。
ちなみに、1MJ=10RFです。以下、時代遅れではありますがMJで記載しますので、RFに換算したい場合は値を10倍してください。
BC金オイルの発電量の根拠
Modの標準設定では、BC金オイル(fuel)は150MJ/mBとなっており、これは鉄エンジンに金オイルを1バケツ分入れた時の総量(150,000MJ/B)と一致します。
ということは、Air/Fuel Mixerなどの効率アップ用モジュールを入れなければ、発電量は鉄エンジンと同じということになります。
このように、ゲームバランスを保つ観点から、他のModで既に発電量が決まっている液体についてはそれに準拠した方が良さそうです。
溶岩の発電量をどうするべきか
おそらく、このModにおける溶岩は、熱交換器によって水を蒸気にしてタービン発電するものと想定されています。
ソースファイルを見ると、
// steam is 0.2 MJ/mB
// 1 HU = 1 MJ
// steam is 0.2 HU/mB = 5 mB/HU
// lava is 30 HU/mB
とのことです。
この記載通り読み取れば、熱交換器で蒸気を産み出し蒸気タービンを回した場合の溶岩の発電量は30MJ/mBとなります(試していません)。
何を言いたいかと言うと、同じMod内で別の発電方法が用意されている場合、余程効率が違わない限りは同様の数値を採用した方が良いのでは?ということです。
液体蜂蜜の発電量の検討
それでは液体蜂蜜の発電量を考えましょう。
FFMのバイオガスエンジンは10MJ/mBですので、これに合わせて10MJ/mBとするのが良さそうな気がします。
実際の記載内容
recipes {
turbine-fuel: "for.honey" 10 MJ/mB
turbine-fuel: lava 30 MJ/mB
}
こうなりました。一応溶岩も追加してみました。
いろいろなことができる
ガスタービン発電は、実際の社会では天然ガスや液化石炭などを使って高温ガスを生成しタービンを回しています。
実は溶岩が気化してガスタービンを回せるか?というと、これは考えにくいです。気化熱は発生するので、やはり熱交換器を通す方がそれらしい気がします。
ただ、あまりそういったリアルさを追求しても仕方のないような気もします。
ゲームバランスを崩さない程度の値を設定し楽しんでみてはいかがでしょうか。
(対応バージョン:0.9.8.113)